失くしたものが集まる場所: Norfolk by Nunchi AI
子どものころに失くした人形、どこかに確かに書いたはずの良いアイデア、去年ChatGPTと交わしたあの素晴らしい会話。それらはどこへ行ったのでしょうか。
カズオ・イシグロの Never Let Me Go には、小さな迷信が出てきます。イギリスで失くしたものは、すべてノーフォーク(Norfolk)へ流れ着くという話です。本の中の子どもたちは、それを心から信じています。大人になって、それがただの子どもの想像だったと分かっても、その信念が与えてくれた慰めは最後まで消えません。
私たちが作っているプロダクトの名前は、そこから来ています。
私たちは毎日、何かを失くしています
Notionに書いた議事録は、検索すれば出てきます。正確な言葉を覚えていれば。
Obsidianのvaultには3年分のノートがたまっています。でも必要なとき、それがどこにあるのか分かりません。
昨日ChatGPTと交わした洞察に満ちた会話。新しいウィンドウを開けば、すべて消えます。AIは毎回、初めて会った人のように振る舞います。
Google Keepに放り込んだメモは……まあ、Google Keepです。
データは確かにそこにあります。でも私たちの手が届かない場所にあります。消えたのではなく、流されていったのです。
Norfolkは、それらが集まる場所です
Notion、Obsidian、Google Keepに散らばったデータを取り込みます。整理しません。ただ集めます。そしてAIがその上で記憶し始めます。
次にAIへ 「前に話していたあのプロジェクト、どうなっていたっけ」 と聞いたとき、AIが 「どのプロジェクトですか」 と聞き返さなくなります。
複雑な設定なしに。新しいノートシステムをまた覚えることもなく。すでに積み上げてきたものの上で。
なぜこの名前を選んだのか
イシグロの本の中で、Norfolkが本当に失くしたものの到着地だったかどうかは重要ではありません。重要なのは、そういう場所があると信じることが、人を支えてくれるという事実です。
PKM(Personal Knowledge Management)という言葉は冷たすぎます。「第二の脳」は大げさすぎます。私たちが作っているものは、もっと柔らかい何かです。失くしたと思っていた考えが、実はどこかに集まっているという安心感です。
Norfolkは、そういう場所です。
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Norfolk by Nunchi AIは近日公開予定です。ローカル利用は無料です。